和讃集

金光上人鑽仰和讃

音源

歌詞

1 津軽の里の え寒さ
  吐血とけつやまいに 倒れつつ
  陸奥むつの土地みな 浄土化を
  祈り求めし 聖あり

2 名は石垣の 金光房
  法然上人を 師と仰ぎ
  二祖聖光と 並び立つ
  高徳英智の 行脚あんぎゃ

3 花洛からくをあとに 蝦夷地えぞちもと
  奥州おうしゅう行化ぎょうけの 死の旅路
  悲願のはては 行丘山なみおかさん
  馬捨ますての森の わび住居

4 耳には罵詈ばりの 阿呆あほう
  身には瓦石がせきの 降るなかを
  不軽ふきょう大士だいしも さながらの
  苦難に耐えて ほうを説く

5 ああ殉教の この聖者
  七亡しちぼう八起はっき 闘いて
  健保けんぽうの春に きしより
  今に七百 七十年

6 南無や尊き そのみあと
  野辺の夕陽も 金光の
  いのちとばかり 輝きて
  とわにわれらを 照らすなり
  南無阿弥陀仏 阿弥陀仏
  南無阿弥陀仏 阿弥陀仏

作詞:高津 ときを
作曲:曽我 晃也

▼ 続きを読む ▲ 閉じる