和讃集
涅槃和讃
音源
歌詞
① 拘尸那城外 日は落ちて
沙羅の林の 夕まぐれ
教化の道の 涯しなく
世尊は旅に 病み給う
2 双樹の陰に 横たわり
頭を北の 草枕
長老迦葉 待つ程に
早や入滅の 時至る
③ 度すべき者を 度し終えて
精進せよの 一言を
常随阿難に 残しつつ
世寿八十の 大涅槃
4 人天有情ら 五十二衆
草木虫魚に 至るまで
嗚咽の声は 天に満ち
悲嘆の涙 地を洗う
5 跋提河の 波の音
無常の風の 響きあり
鶴の林の 花の色
輪廻の相を 物語る
⑥ 金棺すでに 閉じたれば
二月十五の 月暗し
荼毘の煙は ヒマラヤの
峰はるかなる 雲と消ゆ
7 ああ大聖の 御舎利は
分衛の塔に 納まりつ
その遺教は 永久に
法の光と 照りわたる
⑧ 南無や大悲の 釈迦如来
五濁の悪世 みそなわし
闇路に迷う 我等をば
めざめの岸に 召し給え
南無阿弥陀仏 阿弥陀仏
南無阿弥陀仏 阿弥陀仏
(九小節目以降の旋律にて)
作詞:高津 ときを
作曲:曽我 晃也
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