開宗和讃

１　承安じょうあん五年の春はる弥生やよい　祖師そしは御齢おんとし四十三しじゅうさん
　　弥陀みだの救すくいの手てをのべて　開ひらき給たまいし浄土門じょうどもん
　　摂取せっしゅ不捨ふしゃの　み光ひかりを　仰あおぎて八百はっぴゃく五十年ごじゅうねん
　　この喜よろこびをことほぎを　思おもいあらたに報謝ほうしゃせん
　　　南無阿弥陀仏　南無阿弥陀仏
　　　南無阿弥陀仏　南無阿弥陀仏

２　愚痴ぐちのわが身みを煩悩ぼんのうを　浄きよめ給たまえと吉水よしみずの
　　流ながれにみ名なを称となうれば　尊とうとき教おしえ　ありがたき
　　光明こうみょう徧照へんじょう　月影つきかげの　ながむる人ひとにすみわたる
　　この喜よろこびを　宿縁しゅくえんを　思おもいあらたに報謝ほうしゃせん
　　　南無阿弥陀仏　南無阿弥陀仏
　　　南無阿弥陀仏　南無阿弥陀仏

３　祖師のお遺訓さとし　たのもしや　生いけらば念仏ねんぶつの功こうつもり
　　死しなば浄土じょうどにまいりなん　とてもかくてもこの身みには
　　思おもいわずろうことぞなき　この身みこのまま救すくわるる
　　この喜よろこびを恩徳おんどくを　思おもいあらたに報謝ほうしゃせん
　　　南無阿弥陀仏　南無阿弥陀仏
　　　南無阿弥陀仏　南無阿弥陀仏

作詞：成田　教淳
作曲：松濤　基